インプラントの種類とシステム
構造とメーカーによる違いを徹底解説
あなたに最適なインプラントを選ぶための
基礎知識をご紹介します
構造による2つのタイプ
インプラントは構造によって大きく2種類に分かれます
2ピースタイプ
最も一般的特徴
インプラント体(骨に埋める部分)とアバットメント(土台)が分離しているタイプです。 世界中で最も広く使われています。
メリット
- 様々な症例に対応できる
- アバットメントの角度調整が可能
- 上部構造のみの交換が容易
- メーカーの選択肢が豊富
デメリット
- 接続部分が緩むリスクがある
- 手術が2回必要な場合がある
適している症例:前歯・奥歯ともに対応可能。ほとんどのケースで使用できます。
1ピースタイプ
ワンピース型
特徴
インプラント体とアバットメントが一体化しているタイプです。 シンプルな構造が特徴です。
メリット
- 手術が1回で済む
- 治療期間が短い
- 費用が抑えられる
- 接続部分が緩むリスクがない
デメリット
- 角度調整ができない
- 適応できる症例が限られる
- 審美性がやや劣る場合がある
適している症例:骨が十分にある奥歯。前歯には不向きな場合が多いです。
当院の推奨:2ピースタイプ
当院では、幅広い症例に対応でき、長期的な安定性が高い2ピースタイプを 主に採用しています。患者様の症例に応じて最適なタイプを選択します。
主要メーカー・システム比較
世界で信頼されているインプラントシステム
ストローマン
Straumann(スイス)
特徴
- • 世界シェアNo.1(約30%)の最大手メーカー
- • 60年以上の歴史と豊富な臨床データ
- • SLA表面処理による高い骨結合率
- • 短期間での骨結合(3〜4週間)
メリット
- 長期予後のデータが豊富で信頼性が高い
- 世界中で使用され、移転先でもメンテナンス可能
- 10年生存率97%以上
当院での採用:メインシステムとして採用。ほとんどの症例で使用しています。
ノーベルバイオケア
Nobel Biocare(スウェーデン)
特徴
- • 世界初の実用インプラントを開発した老舗
- • 50年以上の歴史を持つパイオニア
- • All-on-4の開発元
- • TiUnite表面処理による高い骨結合
メリット
- 歴史が長く、臨床データが豊富
- 難症例に対応できる製品ラインナップ
- 審美性が高い
当院での採用:前歯部など審美性が重要な症例で使用することがあります。
その他の主要メーカー
アストラテック(スウェーデン)
骨吸収を最小限に抑える設計。長期安定性に優れる。
ジンマー・バイオメット(アメリカ)
整形外科分野でも実績。MTXマイクロテクスチャー表面。
オステム(韓国)
コストパフォーマンスに優れる。アジアで高シェア。
インプラントメーカー選びのポイント
長期的な臨床データがあるか
10年、20年といった長期的なデータが豊富なメーカーを選ぶことが重要です。 ストローマンやノーベルバイオケアは50年以上の実績があり、信頼性が高いです。
世界中で使われているか
転勤や引っ越しがあっても、どこでもメンテナンスを受けられることが大切です。 世界シェアの高いメーカーなら、転居先でも対応してもらえます。
パーツの供給が安定しているか
上部構造の交換や修理が必要になった際、パーツが手に入らないと困ります。 大手メーカーなら、10年後、20年後もパーツ供給が続く可能性が高いです。
科学的根拠があるか
表面処理や材質について、科学的な研究論文が多数発表されているメーカーを選びましょう。 エビデンスに基づいた治療が重要です。
当院が推奨する理由
当院では、ストローマンインプラントを メインシステムとして採用しています。 世界シェアNo.1の実績、豊富な臨床データ、高い成功率など、 患者様に安心して使っていただける条件が揃っているからです。
よくある質問
インプラントのメーカーは自分で選べますか?
▼
はい、患者様のご希望を伺った上で選択できます。
ただし、症例によって適したメーカーやシステムが異なるため、 歯科医師の推奨も考慮して決定することをおすすめします。 カウンセリング時に詳しくご説明いたします。
安いインプラントと高いインプラントの違いは何ですか?
▼
主な違いはメーカーの信頼性、臨床データの量、パーツ供給の安定性です。
格安インプラントの多くは:
- • 臨床データが少ない
- • 将来的なパーツ供給が不安定
- • 世界的な普及率が低い
当院では、長期的な安心を考え、実績のあるメーカーのみを採用しています。
他院で埋めたインプラントのメンテナンスはできますか?
▼
メーカーが判明していれば、メンテナンス可能です。
ストローマン、ノーベルバイオケアなど主要メーカーであれば対応できますが、 マイナーなメーカーやアジア製の一部製品は、パーツが手に入らない場合があります。 まずはご相談ください。