歯周病の進行段階

早期発見・早期治療で大切な歯を守りましょう

歯周病は段階的に進行します。
各段階の症状と治療法を理解しましょう

歯周病は段階的に進行します

早期発見が何よりも重要

歯周病は、初期の「歯肉炎」から始まり、放置すると「歯周炎」へと進行し、最終的には歯を失う原因となります。 しかし、自覚症状が少ないまま進行するため、「沈黙の病気」とも呼ばれています。

こちらのページでは、歯周病の各段階における症状と治療法を詳しくご説明します。早期発見が何よりも重要です。

健康な歯茎

理想的な状態

特徴

  • 歯茎の色: 淡いピンク色
  • 歯茎の状態: 引き締まっている
  • 歯磨き時: 出血しない
  • 歯周ポケット: 1〜2mm

維持するために

  • 毎日の正しいブラッシング
  • デンタルフロスや歯間ブラシの使用
  • 3〜6ヶ月ごとの定期検診

軽度:歯肉炎

この段階なら完治可能

症状

  • 歯茎の腫れ

    歯茎が赤く腫れ、ぷよぷよした感触になります

  • 歯磨き時の出血

    ブラッシング時に少量の出血が見られます

  • 歯周ポケット

    2〜3mm(正常範囲をわずかに超える)

  • 痛み

    ほとんどない(自覚症状が少ない)

治療法

  • 歯石除去(スケーリング)
  • 正しいブラッシング指導
  • プラークコントロール

治療期間・回数

通院回数: 2〜3回

治療期間: 2〜4週間

※この段階なら完治可能です

中等度:歯周炎

外科的治療が必要な場合も

症状

  • 歯茎の後退

    歯茎が下がり、歯が長く見えます

  • 知覚過敏

    冷たいものがしみるようになります

  • 口臭の悪化

    歯周病菌による口臭が強くなります

  • 歯のぐらつき

    歯を支える骨が溶け始め、わずかにぐらつきます

  • 歯周ポケット

    4〜6mm(歯周病が進行している状態)

治療法

  • ルートプレーニング(歯根面の滑沢化)
  • 歯周ポケット内の徹底清掃
  • 抗菌薬の使用(必要に応じて)
  • 歯周外科治療(フラップ手術など)

治療期間・回数

通院回数: 5〜10回

治療期間: 2〜6ヶ月

※骨の再生療法が必要な場合もあります

重度:重度歯周炎

保存できない場合は抜歯が必要

症状

  • 激しいぐらつき

    歯を支える骨が大幅に失われ、歯が大きくぐらつきます

  • 膿の排出

    歯茎から膿が出ることがあります

  • 強い口臭

    膿による非常に強い口臭があります

  • 噛めない

    痛みやぐらつきで食事が困難になります

  • 歯周ポケット

    7mm以上(重度の骨吸収)

治療法

  • 歯周外科治療(フラップ手術)
  • 歯周組織再生療法(エムドゲイン等)
  • 抜歯(保存不可能な場合)
  • インプラント・義歯・ブリッジ

治療期間・回数

通院回数: 10回以上

治療期間: 6ヶ月〜1年以上

※保存できない場合は抜歯が必要です

歯周病セルフチェック

1つでも当てはまる方は要注意

以下の項目に1つでも当てはまる方は、歯周病の可能性があります。早めに歯科医院を受診しましょう。

歯磨き時に歯茎から血が出る
歯茎が赤く腫れている
歯茎が下がり、歯が長く見える
冷たいものがしみる
口臭が気になる
歯がぐらつく
歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい
朝起きた時、口の中がネバネバする
歯茎から膿が出る
硬いものが噛みにくい

チェックが多いほど、歯周病が進行している可能性が高いです。

よくある質問

歯周病は自然に治りますか?

いいえ、歯周病は自然には治りません。軽度の歯肉炎であれば、正しいブラッシングで改善することもありますが、歯周炎に進行すると専門的な治療が必要です。放置すると悪化する一方なので、早めに歯科医院を受診してください。

歯周病はどのくらいの速さで進行しますか?

進行速度は個人差が大きく、生活習慣や口腔ケアの状態によって異なります。適切なケアをしていない場合、数年で軽度から中等度に進行することもあります。定期的な検診と適切なケアで進行を遅らせることができます。

重度の歯周病でも歯を残せますか?

重度でも、歯周外科治療や歯周組織再生療法によって歯を残せる場合があります。ただし、骨の吸収が著しい場合や歯の破損が大きい場合は、抜歯が必要になることもあります。早期に治療を開始するほど、歯を残せる可能性が高まります。

痛みがなくても歯周病の可能性はありますか?

はい、歯周病は「沈黙の病気」と呼ばれ、痛みがないまま進行することが多いです。中等度まで進行しても痛みを感じない場合があります。だからこそ、定期検診での早期発見が非常に重要です。

早期発見・早期治療が大切です

少しでも気になる症状があれば、お気軽にご相談ください

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