根管治療の期間・回数
治療にかかる期間と通院回数を詳しく解説します
結論
根管治療は、歯の状態や治療の種類によって必要な期間や回数が異なります。
一般的には2〜6回程度の通院が必要で、期間としては2週間〜2ヶ月程度かかることが多いです。
予約日を守り定期的に通院することで、治療期間を短縮できます。
治療種類別の期間・回数
初回根管治療(抜髄)
初めて神経を取る治療です。感染が少ないため、比較的短期間で治療が完了します。
初回(30〜60分)
神経の除去、根管の清掃・消毒、仮封
2回目(30〜45分)
根管の追加清掃・消毒、症状確認
3回目(30〜45分)
最終清掃、根管充填(根管に薬を詰める)
4回目(30〜60分)
土台の作成、被せ物の型取り(必要に応じて)
再根管治療(リトリートメント)
過去に治療した歯の再治療です。古い充填材の除去や複雑な感染のため、期間が長くなります。
初回(45〜90分)
被せ物の除去、古い充填材の除去、根管の清掃・消毒
2回目(30〜45分)
根管の清掃・消毒、経過観察
3回目(30〜45分)
追加清掃・消毒、症状確認
4回目(30〜45分)
最終清掃、根管充填
5〜6回目(30〜60分)
土台の作成、被せ物の型取り・装着
歯根端切除術
外科的に歯根の先端を切除する治療です。手術は1回ですが、術前検査と術後の経過観察が必要です。
初回(30〜45分)
精密検査、CT撮影、治療計画の説明
2回目(60〜90分)
歯根端切除術(手術)、縫合
3回目(15〜30分)
抜糸、経過観察(手術後1〜2週間後)
治療種類別 期間・回数 比較表
| 治療の種類 | 通院回数 | 治療期間 | 1回の時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 初回根管治療 | 2〜4回 | 2〜4週間 | 30〜60分 | 最も短期間で治療が完了 |
| 再根管治療 | 3〜6回 | 3〜6週間 | 30〜90分 | 古い充填材の除去が必要 |
| 歯根端切除術 | 2〜3回 | 2〜4週間 | 15〜90分 | 外科処置のため術後の回復期間が必要 |
初回根管治療
再根管治療
歯根端切除術
治療期間が長引く原因
歯の状態による要因
感染が広範囲
根管内の細菌感染が強い場合、消毒に時間がかかります
根管が複雑
曲がっていたり、枝分かれが多い場合、清掃が困難
根管が細い・石灰化
加齢により根管が細くなったり、石灰化していると器具が入りにくい
根管に異物がある
過去の治療で折れた器具が残っている場合
その他の要因
症状が改善しない
痛みや腫れが続く場合、追加の消毒が必要
予約のキャンセル
予約の間隔が空くと、治療期間が延びます
治療の中断
仮封が取れたり、長期間放置すると再感染のリスク
根尖病巣が大きい
歯根の先の膿の袋が大きいと、治癒に時間がかかります
治療期間を短縮するために
よくある質問
根管治療は何回くらい通院が必要ですか?
A. 治療の種類によって異なりますが、一般的には2〜6回程度の通院が必要です。
- •初回根管治療:2〜4回
- •再根管治療:3〜6回
- •歯根端切除術:2〜3回
治療期間はどのくらいかかりますか?
A. 通常は2週間〜2ヶ月程度です。歯の状態や治療の種類によって異なります。
初回根管治療は2〜4週間、再根管治療は3〜6週間程度かかることが多いです。予約の間隔が空くと治療期間が延びるため、定期的な通院が大切です。
1回の治療時間はどのくらいですか?
A. 治療内容によって異なりますが、通常は30〜60分程度です。
- •初回治療や再治療の初回は45〜90分かかることがあります
- •消毒や経過観察は30〜45分程度
- •歯根端切除術は60〜90分程度
予定より回数が増えることはありますか?
A. はい、歯の状態によっては予定より回数が増えることがあります。
回数が増える主な理由:
- • 感染が広範囲で消毒に時間がかかる場合
- • 症状が改善せず追加の治療が必要な場合
- • 根管が複雑で清掃が困難な場合
※治療回数が変更になる場合は、その都度ご説明いたします。
治療を早く終わらせることはできますか?
A. 治療期間を短縮するためにできることがいくつかあります。
- 予約日を守り、定期的に通院する
- 仮封が取れたらすぐに連絡する
- 治療を中断せずに最後まで通院する
注意:治療を急ぐと成功率が下がる可能性があります。適切な期間をかけて丁寧に治療することが、長期的には歯を残すことに繋がります。